Kai's English Room

僕は、英語が大好き。日本で独学で英語を勉強して、英検1級に合格。今も英語を教えています。

Santa Claus is coming to town (イディオムbrush up)

 気が付けばもう師走。巷ではもうクリスマスソングばっかり。うう、ひとり身にはつらい季節じゃ。

 さて、NBCの「今年のサンタ事情」のニュース。

コロナ禍で、昨年のクリスマスはオンラインでつながるvirtual Santaが大はやりでしたが、今年はin-person Santa(リアルな対面のサンタ)を求める人が大半。ミシガン州にあるSanta Claus Schoolでは、生徒数が増加。この学校は1937年創立の「サンタ界のハーバード」。

SNSを活用して仕事につなげる方法や、深刻な病気や親の離婚について「サンタさん、僕どうしたらいい?」と子供に聞かれた時の対応など、

サンタとしてのスキルに再び磨きをかけている。

Santa Clauses are coming to town — and they've been brushing up on their skills

(サンタが町にやって来る。スキルにもう一度磨きをかけて

今日のイディオムは

brush up (忘れかけている知識・技術を)勉強し直す

to study or practise something in order to get back the skill or knowledge that you had in the past but have not used for some time

(Oxford Phrasal Verbs Dictionary)

上記の英々辞典の説明は分かりやすいですね。つまり、過去に勉強して身に着けていた技術や知識を、しばらく使わない間に忘れてしまった。その「さび付いた」技術・知識を再び思い出すために学ぶこと。

一言でいうと、「サビ落とし」です。

アメリカに留学して英語がうまくなりたい」を、よく間違って

I want to brush up my English in the United States.(x)

と言う人がいますが、これは変!brush upは「サビ落とし」で、「以前はできていた」のが前提ですから、「これからできるようになりたい」ではないのです。

I want to improve my English. と言うべきです。

 さて、記事中、リアルサンタの需要は高まっているが、コロナで多くのサンタが亡くなったあります。サンタは「高齢で、肥満obese」ですから、コロナのハイリスクグループだったのですね。残念です。

 今年のクリスマスは、tweetにあるようにthe old-fashioned experienceが戻ってきます。子供たちは、リアルなサンタに会えるのをドキドキしながら待っています。

“Connecting with people and creating great memories becomes even more critical as the pandemic cycle continues. "

「コロナが続くなかで、”人と繋がり、思い出を作る”ことは、ますます大切になっている」コロナ禍でのサンタの役割は重要なのだ。

 それでは、皆さま、楽しいクリスマスを! Ho, ho, ho!