Kai's English Room

僕は、英語が大好き。日本で独学で英語を勉強して、英検1級に合格。今も英語を教えています。

the End of the World

「世界の終わり」?セカオワ?日本では「この世の果てまで」というタイトルで知られる、スキータ・デイヴィスの1962年のヒット曲です。いろんな人がカバーしていますが、僕はNow and Thenというアルバムに入っているCarpentersのバージョンが大好きです。ところで、日本語のタイトルは変。「世界の終わり」とすべきです。

作詞者は父親の死の悲しみからインスピレーションを得たようですが、詩(歌詞)の解釈、感じ方はひとそれぞれで、正解はないと思います。僕はカレン・カーペンターの歌声から、10代の少女の甘酸っぱい失恋をイメージします。メロディーがまた魅力的で、つい口ずさんでしまいますね。

 彼氏にふられた女の子が、「もう世界は終わった」と思います。それなのに翌朝目を覚ました時、太陽も鳥のさえずりも、何もかも昨日と同じ。なぜ?もう世界は終わってしまったのを知らないの?もう彼は、私のことを愛していないんだよ。

 周りから見ると、ちょっと滑稽に見えるかも知れないけれど、失恋した本人は真剣なのです。突然の別れは、天地がひっくり返るような大事件、まさに「世界の終わり」と感じてしまいます。なのに周りの世界はまったくいつもの通りに動いちゃっている。こんな気持ちは誰にでも覚えがありますね。僕にも大昔、そんなことがあったような・・・

 英語表現の面では、何度も出て来るDon't they knowのtheyが何を指すのか、きちんとつかむこと。最初はthe sun とthe sea、それからthe birds とthe stars、最後がmy heart とthese eyes of mineを指していますね。それから、It endedのItはthe worldを指しています。

もう一つお勉強。何度も出て来るgo on~ingは、「~し続ける」=keep on~ing

さて、CarpentersのSingについての記事(「英語の歌」カテゴリー)も、よかったらお読みくださいね。