付帯状況のwithその2(試験に出るやつ)
今回は、前回の続きです。
前回(2021年7月31日)の記事をもう一回読んでおいてね。
(かったるいけど、英語はやっぱり基礎の積み重ねだから)
前回は、「付帯状況のwithなんて、実は簡単。でも覚えると、超便利」という話でしたね。要するに、「ふたつの動きが同時にある」だけのこと。
もうひとつのポイントは、
「with+O+説明語句」のOと説明語句の間に、
意味上SVの関係がある、ということ。
それでは、復習ができたところで、
She was walking around Ginza with the detective following her.
(彼女は銀座を歩きまわっていた。刑事はそれを尾行していた)
試験に出るのは、following のところ。ここが( )になって、
A. following B. followed C. follow
A.B.C.のうち、正しいものは?という形。ものすごく出ます。
つまり、現在分詞(~ing)ですか、過去分詞ですか?という問題。
ここで思い出してね。
現在分詞は(~している)=能動的
過去分詞は(~された)=受け身
そして、withの後が、意味上SVだから、
with+the detective+following her
「刑事が」「追っている」で、これでOK.ちゃんとSVになっている。
もしfollowed だったら、過去分詞=受け身だから、
「刑事が」「追われた」
刑事が逆に尾行されるという間抜けなことになってしまうからバツ。
どうですか?整理すると、
「with+O+分詞」のOと分詞の関係は、意味上SVの関係だから、
「Oが~している」という能動的な関係なら、現在分詞(~ing)
「Oが~される」という受け身の関係なら、過去分詞
たった、これだけで、全部解けちゃいます。
さて、問題です。( )に入るのは?
The Buddha was meditating with his eyes ( ).
(仏陀は目を閉じて瞑想していた)
( )に入るのは、closingかclosedか?という問題。
答えは、closedですね。
his eyes とclosedの関係は、SVだから、「目が」「閉じられれた」(受け身)だから、過去分詞。
his eyes are closedとareを
補えば、明快です。
もうひとつ。
The young man was sitting on the train with his legs crossed.
(若者は電車の席に座って足を組んでいた)
人の迷惑!ですね。「足を組む」はcross one's legs
with+his legs+crossedのhis legsがS, crossedがVだから、
his legs (are) crossed 「足が」「クロスされる、組まれる」(受け身)の関係だから、過去分詞でOK.
仕上げにもうひとつ。
The girl was standing in front of the shop window
with her eyes ( ) on the white dress.
(少女はショーウィンドウの前にたたずみ、じっと白いドレスを見つめていた)
A. fixing B. fixed C. fix
答えは、B. fixed
普通はfix one's eyes on ~ ~をじっと見る
fixは「固定する」
ここは、with+her eyes+fixed...
「目が」「固定された」で、受け身の関係だから、
過去分詞です。
Her eyes (were) fixed on the white dress.というふうに、be動詞を補うと
わかりやすい。
(彼女の眼は白いドレスにくぎ付けだった)
さあ、これで、試験もバッチリ、実際にもどんどん使ってみてね!
理屈がわかったら、あとはどんどん例文を覚えることです。
あ、女子バスケ決勝みなきゃ。