Kai's English Room

僕は、英語が大好き。日本で独学で英語を勉強して、英検1級に合格。今も英語を教えています。

大谷翔平

 この100年誰もやったことのない偉業を成し遂げた大谷翔平選手。

アメリカの著名なスポーツ専門誌Sports Illustrated10月号が大谷選手の特集をしている。話題になったのがその表紙。なんと、投手版と打者版の2種類あるのだ。これは前代未聞のことで、この号はアメリカでも人気を呼び、入手困難だという。

表紙の文句は同じで、

He's not the new Babe Ruth.

He is more amazing than that.

(彼はベーブ・ルースの再来なんかじゃない。

もっとすごい。)

大谷の特集記事自体も興味深い(ネットのSIのサイトで読めます)。

この中で一番印象に残った言葉は、エンジェルスのベンチコーチの発言。

“I’m old school, or whatever you’d like to call it,” says Angels bench coach Mike Gallego. “I don’t talk this way about anybody. But what he’s doing this year you will never see again.

“Unless it’s by Ohtani.”

「私はいわば古い人間で、選手のことをこんなふうに言うことはないんだが」

「大谷が今年やってることは、もう二度と見られないよ」「あいつがまたやる時以外はね」

You will  never see what he's doing this year again. が普通の語順ですが、

下線部が前に出た形です。

Unless it’s by Ohtani.が効いていますね。「こんなすごいことはもう二度と誰にもできない」と言っておいて、一拍の間を置いてから、「大谷以外には」

こんな突拍子もない漫画みたいな活躍ができるのは、今後も大谷選手しかいないというのは、最高の賛辞ですね。個性を重んじるアメリカ社会で、one of a kind(唯一無二、オンリーワン)と呼ばれる日本人は少ないと思います。

 さて今日のお勉強は、接続詞unlessです。

unless=if...not (もし~でないならば)

notを含んでいるのがミソです。

I'll go to Mt.Takao tomorrow unless it rains.

(雨が降らない限り、明日は高尾山に行きます)

Please don't call  early in the morning unless it's urgent

(緊急時以外は早朝の電話はご遠慮ください)

We can't stop climate change unless we drastically change our life style.

(私たちがライフスタイルを大きく変えないと、気候変動は止められない)

例えば上の例文のunlessを空欄にして、選択肢を下のように作れば、たちまち

TOEICの問題でき上がり!

We can't stop climate change (               ) we drastically change our life style.

(A) if     (B) unless     (C) or     (D) that