Kai's English Room

僕は、英語が大好き。日本で独学で英語を勉強して、英検1級に合格。今も英語を教えています。

今日という日は贈り物

今日のお題は、"present"

これは、いわゆる「多義語」。意味がいろいろあって、間違いやすい、したがって試験に出やすい単語です。

1.(名詞)プレゼント、贈り物

これは、おなじみ。

2.(動詞)贈る, 提出する 発音は[ プリント   ]

The prize was presented by the mayor.

(賞は市長から授与された)

3.(名詞)the presentで「現在」

the past「過去」    the future「未来」

4.(形容詞)出席している

「欠席している」はabsent

roll call (出席をとる事)のとき、名前を呼ばれたら、

"Here." か"Present."

All those present agreed to the plan.

(出席者は全員、計画に賛成した)

all those (people)の省略 people present「出席者」

さて、おしまいに有名な文句をご紹介します。作者は不詳。諸説あって「詠み人知らず」としておきましょうか。

Yesterday is history. Tomorrow is mystery.

And today is a gift. That's why it's called the present.

(昨日はもう過ぎ去った過去。明日はどうなるかわからない謎。

今日という日は贈り物。だから「プレゼント」って言うんだ)

もちろん、historyとmysteryは韻を踏んでいます。過ぎた昨日は、もうどうしようもない。過去は変えられない。悔やんでも仕方がない。明日のことは、未来は、誰にもわからない。これまた、思い悩んでも仕方がない。でも今日という日は、神様からの贈り物なんだ。大事なことは、「今、ここ」現在のこの瞬間を精いっぱい生きること。だから現在のことを、the presentって言うんだよ。ここではpresentの「現在」と「贈り物」のふたつの意味が掛けられています。

「今を生きる」ってことですね。