Kai's English Room

僕は、英語が大好き。日本で独学で英語を勉強して、英検1級に合格。今も英語を教えています。

構文(cannot...too)

温暖化による気候変動(climate change)のせいで、異常気象が世界中で続く。日本でも、とんでもない台風、洪水、ゲリラ豪雨・・・ 被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

さて、Tokyo Weekenderがツイッターで、外国人向けに台風の時の注意を取り上げている。

 

Whether it's your first or fifth year in the country, you can never be too prepared.

(日本に来て1年目でも、5年目でも、台風は用心に越したことはない。)

受験英語でおなじみの、cannot ...tooですね。これは、実際によく使われます。cannot be too carefulの形が多く、ここもそのバリエーション。

cannot be too carefulで、「いくら注意しても注意しすぎることはない」と習いましたが、高校の時の僕には、この日本語の意味がよくわかりませんでした。頭ワルイ!今もそうです。要するに、「どんなにがんばって注意しても、まだまだ足りない、もっともっと注意しろ!」ということですね。なんだ、じゃあ

「用心に越したことはない」「用心の上にも用心して」「念には念を入れて」「くれぐれも気を付けて」とか、いい日本語がいっぱいあるじゃない。

いまでも見かける例文"You can't be too careful in choosing your friends."が、僕はすごく嫌いだった。だって、友達は「選ぶ」ものじゃなくて、「なる」ものでしょ?「健ちゃんは、不良だから、友達になってはだめよ!」みたいな親や先生の声がする例文だね。