イディオム(be reluctant to)
be reluctant to (do)は、よく使われるイディオムです。「試験に出る」やつです。
be reluctant to (do): 気が進まない、渋々の
でもこれを、30回唱えても、なかなか覚えられませんね。当然です。人間の脳は、そんなふうにはできていないからです。第一、英語を覚えるここと、日本語訳を覚えることは、全然関係がありません。訳語を覚えても、英語が身につくわけではないのです。では、どうしたらこの表現が身に付き、使えるようになるのでしょうか?
例文をたくさん読むことです!今は、パソコンを辞書代わりに検索すれば、このイディオムを使った例文が瞬時に、大量に手に入りますね。(ただし、全部が正しいわけではないので、出典には注意!)
さて、この表現も、例文を見てみましょう。
President Trump was reluctant to wear a mask.
(トランプ大統領は、マスクをするのを嫌がっていた。)
アメリカでは新型コロナウィルス対策としてのマスクが、政治的な対立点になっていて、びっくりします。最近までマスクを嫌っていた大統領ですが、最近は少し軟化しています。
Destinations around the globe are desperate to revive tourism. But even those offering incentives are reluctant to include Americans on the invitation list. https://t.co/ejxN0pSbeO
— The New York Times (@nytimes) July 20, 2020
日本でもgo toキャンペーンがスタートしましたが、世界中の観光地がコロナ禍で苦しんでいます。
But even those offering incentives are reluctant to include Americans on the invitation list.
(ビザ免除、各種割引などで観光客を引き戻そうとしている観光地でさえ、アメリカ人を招待するのは、二の足を踏んでいる。)
even those=even those destinations around the globe
アメリカ人を招待客リストに入れたくない、と。
ではこのへんで、例文を自分で作ってみましょう!(固有名詞はご自由に)
「英子は稔との結婚には気が進まなかった。」
Hideko was reluctant to marry Minoru.
昔は親の決めた結婚は普通でしたからね。
さ、どうですか?やっぱり「ことば」は「なかみ」と結びつけないとね。この表現、もう忘れませんよね!!