構文(物主構文)
今年の梅雨は長いなあ。雨が続くと思い出すのは、Carpentersのメロディーが印象的なあの歌・・・
"Rainy days and Mondays always get me down..."
「雨の日と月曜日は、いつも落ち込んじゃう
(いつも憂鬱になる)。」
この英文と、私の日本語訳を比べてみましょう。英語は、主語「雨の日と月曜日」が、「私を」「落ち込ませる」という、明確な論理的関係になっています。もやもやした世界を、「名詞」「名詞」「名詞」・・・という形で「固定的・静的」にとらえて、その名詞と名詞との「関係」「作用」が「動詞」の部分ですね。
「名詞」→(作用)「名詞」
大げさに言うと、英語をしゃべる人は、「世界」をこんなふうに見ているわけです。
それに対して、日本語の方は、「雨の日と月曜日にはね、」
「そんな状況になるとね」という感じで、ここは「あいまいで流動的」な感じ。「落ち込む」の主語は明記されていませんが、もちろん「私」。
この違いが体得できると、英語が少し身近になります。逆に、日本語を英語にしてみてください。
Anyway, my girlfriend left me without saying good-by. 「何が彼女をそうさせたか?」トホホ・・・