Kai's English Room

僕は、英語が大好き。日本で独学で英語を勉強して、英検1級に合格。今も英語を教えています。

イディオム(one thing;another)

コロナ禍で、私の学校も新学期のスタートが遅れ、今もzoomによるリモート授業と、対面授業を並行して行っています。初めてリモートをやってみて、いいところもありました。普段の授業中と違って、質問やコメントをchatですぐに送ってくれる生徒がけっこういて、反応がリアルタイムでわかるのです。しかし、やはりそうはいってもリモート授業には限界があり、対面授業が理想なのは、否定できません。

アメリカでは、感染が広がる中、学校を早く再開しろ、というトランプ政権からの圧力が高まっています。

 

 

But a suboptimal academic semester — or even a year — is one thing. Sickness and death is another.

(オンライン授業は、対面教育(in-person learning)の利点の多くを欠いているのは否定できないが、)

オンラインによる不十分な教育が1学期間、いやたとえ1年間続こうが、健康と命には替えられない。(病気になったり、死んだりするよりは、よっぽどましだ。全く別次元の話だ。)

optimal=optimum最適な suboptimalはそれより「下」の

semesterは(2学期制の)学期

 

A is one thing; B (is) another 

Aと Bは、まったく別物(似て非なるもの)

 

これまた「試験にでる」やつ。実際にもよく使われます。

要するに「違う!」といいたいわけね。

リモートはここがだめ、ここが不十分とか言う話と、生徒や先生がコロナにかかって死ぬかもというリスクは、全然別次元の話だと。「それとこれとは、まったく別よ!」という感じの表現です。

おなじみの例文は、

To know is one thing; to teach another.

知っているからって、教えられるわけじゃないよ。

いくら知識が豊富でも、人に教えるってまた別の才能なんだと。

Love is one thing; marriage is another.

じゃあ、結婚って何なんだ~!