Kai's English Room

僕は、英語が大好き。日本で独学で英語を勉強して、英検1級に合格。今も英語を教えています。

イディオム(Enough is enough)

5月にジョージ・フロイドさんが白人警官に首を絞められて殺されて以来Black lives matterのデモが全国に広がった米国で、またまたまたまた黒人が白人警官に銃撃される事件が起こった。市民が撮影した動画を見ると、まったく無防備に背中を向けて車に乗り込もうとしたジェイコブ・ブレイクさんが、背後から7発、至近距離で撃たれている。この事件に対してプロスポーツ界でも、多くの選手・チームが声を上げ、警察による暴力・人種差別に反対するコメントを出している。大坂なおみ選手もそのひとりだ。試合のボイコット、延期も起きた。

そのなかで、事件の起きたウィスコンシン州を本拠とするNBAミルウォーキー・バックスプレーオフの試合をボイコットして、声明を発表。チームのシニアバイスプレジデント

次のようにツイートした。

Enough is enough. 

(もうたくさんだ。いいかげんにしろ。)

ここでは、直前に”We're fed up.”とあり、同じような意味です。レイカーズレブロン・ジェームズ選手は、"(I'm) sick of it.",大坂なおみ選手は、"When will it ever be enough?"とツイートしました。どれも「もう、うんざりだ!」という意味です。

Enough is enoughは会話でよく使われる表現です。

たとえば、友達ふたりが、目の前で口論を始めた。言葉がエスカレートして、いまにも殴り合いになりそう!"Enough is enough."(そのへんにしておけ。)と言って仲裁に入りましょう。