翻訳(苦渋の決断)
安倍首相が、突然の辞意表明。各メディアは、ここで辞めるのは、「苦渋の決断」と報じています。
さて、きょうのお題は、この「苦渋の決断」です。
「苦渋」?「苦しむ」はsufferで、「渋る」??うーん?と考えていたら、通じませんねえ。いつものように、
”表面の日本語にとらわれず、「意味=メッセージ」を何とか伝える”ことにしましょう。
「苦渋の決断」とは、要するに、「難しい決断」ですね。
それなら、できそう! "a difficult decision" はい、それで十分です。difficult の代わりに、"a tough decision"としてもOK。
Prime Minister Abe made a difficult decision to step down.
make a decision「決定する」動詞makeも一緒に覚えましょう。
step down=resign「辞任する」
今日のポイントは、「難しそうな日本語は、意味を考えて、易しい日本語に言い換えてみる」
おおざっぱに、なんとか通じればいいのです。
しょせん100%は無理!70%伝われば、大成功です。
「吾輩は猫である」は、"I am a cat."でいいんです!
安倍首相といえば、トランプ大統領が来日した時、カメラマンに「こちらを見てください」と注文され、それを大統領に「あれは何と言っているのか?」と聞かれて"Look at me."と言ったら、大統領に見つめられちゃった事件を思い出します。二人仲良く見つめ合っていましたね。"Look at the camera."と言うべきでしたが、結果的に二人の仲は深まったのでした。