Kai's English Room

僕は、英語が大好き。日本で独学で英語を勉強して、英検1級に合格。今も英語を教えています。

トヨタは世界最低?

 地球の温暖化を話し合う国際会議COP26がイギリス・グラスゴーで開かれている。

産業革命以降の世界の平均気温の上昇を1.5℃以内に抑える」ためには、2050年にまでにcarbon neutral (温室効果ガスの排出を実質0にする)を達成しなければならない。もう残り時間はほとんどない。岸田首相もこの会議でスピーチをしたが、石炭火力発電を今後も継続すると述べたため、環境NGOから不名誉な「化石賞」を2年連続で受賞する羽目になってしまった。

 COP26に合わせて、greenpeaceが「世界の主要自動車メーカーの脱炭素への取り組みランキング」を発表した。この中で、世界最大の自動車メーカー・トヨタは残念ながら最下位だった。ハイブリッド車固執し、電気自動車EVへの取り組みが不十分だとされたのが大きい。各国へのロビー活動(温室効果ガス排出基準の緩和を求めたりしたという)も減点対象だった。

 

 さて、ブログ記事の方の冒頭を見てください。

New research from Greenpeace East Asia analyzed the world’s top 10 automakers’ decarbonisation efforts.

グリーンピース・東アジアは、世界の10大自動車メーカーによる脱炭素への取り組みを新たに調査した)

今や流行語になった「脱炭素」を英語で言うと、

decarbonization (decarbonisation)

つづりはどちらでもOKです。

carbonは炭素ですね。de-は「反対・除去」の接頭辞。例えば、

demerit(meritの反対) decode(暗号=codeを解読する)  debone(肉や魚の骨を取る) detox(デトックス!)

だから「炭素」を「取り除く」→「脱炭素」となります。

「脱炭素社会」なら、a decarbonized society

または、a carbon-free society です。

 Greenpeace East Asia auto industry senior project manager Ada Kong

さんは、こう言っています。

The auto manufacturers are too slow, while the climate can’t wait. 

(各自動車メーカーは動きが遅すぎる。温暖化は待ったなしだ)

トヨタには、この分野で世界をリードしてほしいなあ。