振り出しに戻る
ミャンマー(ビルマ)で軍によるクーデター( a coup )が発生、アウンサー・スー・チー氏はじめ、与党幹部が拘束されたというニュースは寝耳に水だった。2011年に民主化されるまでの50年間、軍政の「恐怖」を感じ続けていた国民は、またあの暗い時代を思い出し、多くの人々によるこれまでの民主化努力が水泡に帰したのかと、無力感を感じているのだろう。
For many Burmese, the military coup on Monday is reminiscent of one that took place in the late 1980s
— BBC News (World) (@BBCWorld) February 3, 2021
“It kind of felt like deja vu, it’s like we’re back to square one"
The BBC spoke to people who remember what it was like growing up under junta rule https://t.co/PGdJg1K0Su
BBCは、軍政時代を知る若者らにインタビューしている。その1人の発言。
“It kind of felt like deja vu, it’s like we’re back to square one"
「この光景は見たことがある。振り出しに戻ったみたいだ。」
kind of 「みたいな、ちょっと、っぽい、ていうか」ほとんど意味はありません。「カインダ」という発音。
deja vu 「既視感・デジャブー」もう日本語化してますね。
back to square one
「振り出しに戻る」
ボードゲームで、最初のますに戻ってしまう感じ。
いままで一生懸命やっていたことが、全部無駄になって、一番最初のスタート地点に戻ってしまう。やりきれませんね。
(そこから新しい事が生まれることもありますが)
back to the drawing board という表現もあります。計画の最初に戻ってやり直し。drawing boardは「製図版」。製図版を使って手書きで線を引いていた時代の名残の表現です。(私の父は機械の設計技師で、この表現を見るとちょっと思い出します。)
さて、ミャンマー(ビルマ)は、本当にかつての軍政に戻ってしまうのでしょうか?