Kai's English Room

僕は、英語が大好き。日本で独学で英語を勉強して、英検1級に合格。今も英語を教えています。

振り出しに戻る

ミャンマー(ビルマ)で軍によるクーデター( a coup )が発生、アウンサー・スー・チー氏はじめ、与党幹部が拘束されたというニュースは寝耳に水だった。2011年に民主化されるまでの50年間、軍政の「恐怖」を感じ続けていた国民は、またあの暗い時代を思い出し、多くの人々によるこれまでの民主化努力が水泡に帰したのかと、無力感を感じているのだろう。

BBCは、軍政時代を知る若者らにインタビューしている。その1人の発言。

“It kind of felt like deja vu, it’s like we’re back to square one"

「この光景は見たことがある。振り出しに戻ったみたいだ。」

kind of 「みたいな、ちょっと、っぽい、ていうか」ほとんど意味はありません。「カインダ」という発音。

deja vu 「既視感・デジャブー」もう日本語化してますね。

back to square one

「振り出しに戻る」

ボードゲームで、最初のますに戻ってしまう感じ。

いままで一生懸命やっていたことが、全部無駄になって、一番最初のスタート地点に戻ってしまう。やりきれませんね。

(そこから新しい事が生まれることもありますが)

back to the drawing board という表現もあります。計画の最初に戻ってやり直し。drawing boardは「製図版」。製図版を使って手書きで線を引いていた時代の名残の表現です。(私の父は機械の設計技師で、この表現を見るとちょっと思い出します。)

さて、ミャンマー(ビルマ)は、本当にかつての軍政に戻ってしまうのでしょうか?