Kai's English Room

僕は、英語が大好き。日本で独学で英語を勉強して、英検1級に合格。今も英語を教えています。

虫の居どころ(翻訳)

本日のお題は「虫の居どころが悪い」

朝、オフィスに入ると、課長が部下を怒鳴り散らしている。

あれ、今日は「虫の居どころが悪い」みたいだ。

「虫」にこだわってはダメ。ちなみにある翻訳アプリで翻訳すると、"The bug is out of place."というおバカな結果に。このアプリは、「朝飯前だよ。」が"Before breakfast."と、笑わせてくれる。

いつものように、「言葉の表面にこだわらず、言いたいこと=メッセージをなんとか伝える」ようにしよう。「虫の居どころが悪い」とは、「機嫌がわるい」ことでしょ?

He is in a bad mood.

これも出てこなければ、

He is angry at everybody in the office.

でもなんとか意味は伝わる。

実は英語にも面白い表現がある。

He must have got up on the wrong side of the bed.

「朝からずっと機嫌が悪い」「虫の居どころが悪い」

直訳すると、「ベッドの間違った側から起きたにちがいない」

英語の迷信に、「夜寝た時と反対側から朝起きると縁起が悪い」があり、夜ベッドの右側から入ったら、朝起きるときも右側からでないといけない。反対から起きちゃったから、機嫌が悪いのね、というわけ。

ところで、日本語の「虫の居どころ」の「虫」は、中国の「道教」に由来し、もともと人間の体内には3匹の虫がいて・・・それってつまり「寄生虫」か?そういえば目黒には「寄生虫館」があって、昔は「デートスポット」とされていた。(今もあります)僕は怖くて行けません。