Kai's English Room

僕は、英語が大好き。日本で独学で英語を勉強して、英検1級に合格。今も英語を教えています。

単語(defund)

アメリカ・ミネソタ州の白人警官による黒人暴行死事件に端を発した、黒人差別への抗議デモは、いまだに続いている。その中で最近は"defund the police"という言葉をよく聞く。de-は、否定の接頭辞で、fundは「お金」だから、「警察に予算を出さない」こと。「警察予算を打ち切る」

えー!?警察に予算を付けないって、「警察解体」?警察をなくしたら、911に電話しても誰も出ないの?強盗、殺人・・・町の治安はどうなるの?無法地帯になっちゃうよ!・・・そう思うのも無理はありません。この表現で具体的に何をするのかは、不明です。「警察解体」ではなく、「警察改革」、つまり肥大化した警察予算の一部を削減し、福祉、教育、医療などにまわすということらしいのです。しかしトランプ大統領はじめ保守派は、この表現を攻撃目標にして、国民の不安感を煽り立てています。

 では、このde-を使った他の表現を見ていきましょう。

だれでも知っているdemerit「欠点」

decentralize地方分権化する」

(center→centralize「中央集権化する」にde-をつけて、意味が逆になります。)

detox「解毒」

(toxic「有毒の」を知っていれば、すぐにわかりますね。)

decode「暗号を解読する」

code「暗号、コード」、encodeは、逆に「暗号化する、コード化する」

dehydrate「脱水症状になる」

hydrogen「水素」水兵リーベ僕の船 水素は元素記号H

そろそろ熱中症の季節です。脱水症状には気を付けましょう!